訪問診療Q&A
Q お医者さんはどのくらいの頻度で来てくれるのですか?
A基本的に月2回(2週間に1回)程度ですが、状況によっては毎日でも可能です。
Q 痛みやその他の症状が出現した時、家でも大丈夫ですか?
A在宅ホスピスを標榜している訪問診療医、訪問看護師がいれば大丈夫です。
多くは対応可能です。ただし、入院が必要な場合は、すぐに入院できる体制をとっています。
Q 入院したいと思った時は再入院できるのですか?
A何らかの理由で入院が必要であると判断された場合には訪問医や看護師と相談の上、入院受け入れの対応ができる体制をとっています。家族の介護負担を軽減するための入院も状況によっては可能です。
Q 料金はどのくらいかかりますか?
A例①:75 歳で後期高齢者医療受給(1 割負担)月 2 回の訪問診療を受けるとすると、基本料はおおよそ1か月で 6,000 円~ 7,000 円です。
例②:50 歳で健康保険加入(3 割負担)月 2 回の訪問診療を利用すると、基本料は 1 か月およそ 20,000 円です。
交通費は別途かかります(往復 300 円~ 1,500 円)。その他、検査料なども別途にかかります。加入している健康保険や医療費助成制度など利用している場合によって、自己負担額が変わってきます。
詳しくは各医療機関や医療福祉相談室にお尋ねください。
訪問看護Q&A
Q どのような人が利用できますか?
Aかかりつけの医師が必要と認めた方で、小児から高齢の方まで各年齢層の方々にご利用いただけます。
Q 週に何回訪問してもらえますか?
A介護保険の場合はケアプランに基づき、必要に報じて訪問します。
医療保険の場合は原則として週3回ですが、毎日訪問することも可能です。
Q 何人くらいで来るのですか?
A基本的に1人で伺います。
Q 緊急のときは?
A緊急時訪問体制がある事業所では、24時間いつでも対応します。
訪問薬剤管理Q&A
Q お薬代が高くなるのではないですか?
A上記(利用料金参照)のように負担金額は増えますが、残薬管理や他院からのお薬を管理することによる減薬やジェネリック医薬品の積極使用により、お薬代を下げるように努めます。
Q 薬を届けてくれるだけでしょ?
A薬の宅配とは違います。患者様やご家族、介護スタッフから情報を収集し、服薬状況から副作用の早期発見やその方にあった服薬方法をご提案し、医師やケアマネジャーなどにも報告いたします。
福祉サービスQ&A
Q 介護保険制度を活用したい場合はどこに相談すればいいのですか?
A居住の市町村の介護保険窓口、又は地域包括支援センターにご相談くださ
い。また、医療機関で医療ソーシャルワーカーがいる場合は、そちらにご相談
ください。
Q 介護保険利用までの流れについて教えてください。
A介護保険を利用するためには要介護認定の申請を市町村に行う必要がありま
す。その際に、かかりつけの医療機関を記載していただきます。申請後は、
市町村職員が自宅などに訪問して身体状況の把握を行う訪問調査とかかりつ
けの医師に主治医意見書の提出を依頼します。これらの書類がそろった上で
介護度が判定され、認定結果が通知されます。申請してから原則30日以内
に認定結果がでます。
Q 今後、電動ベッドや車いすを使わなければ自宅で生活できない場合はどうし
たらよいでしょうか?
A介護保険サービスの福祉用具貸与で車いすや電動ベッド、歩行器などを貸与
することができます。ただし要支援1・2.および要介護1の人は車いすや
電動ベッドなどを利用できません。具体的な活用については、介護支援専門
員にご相談ください。
なお、車いすについては社会福祉協議会での貸出、福祉用具事業所で有料で
貸出している場合がありますのでそれぞれの窓口にご相談ください。
Q 酸素療法を自宅ではすることは可能でしょうか?
A自宅で酸素療法を行うためには酸素濃縮器などが必要となりますので、主治
医にご相談ください。酸素濃縮器は電気を利用しますので負担となる電気料
金の一部を助成する制度もありますので、居住の地域を管轄する保健所にご
確認ください。
Q 要介護認定を受ければ、ずっと同じ介護度のままなのでしょうか?
A要介護認定は有効期限があり、初めての認定の場合は原則6か月(更新認定は
12か月)となります。引き続きサービスを利用したい場合には、有効期限満了
前に更新、又は変更手続きを行ってください。
また、介護認定を受けた後に、介護が必要な程度に変化があった場合は、認定の
変更が可能な場合がありますので、担当の介護支援専門員にご相談ください。
Q 要介護認定を受けていないのですが、訪問看護を利用することは可能でしょ
うか?
Aかかりつけの医師が訪問看護の必要性があると判断した場合に利用できます
ので、まずはかかりつけの医師にご相談ください。
介護保険制度を利用して訪問看護を利用する場合は、要介護度や他のサービ
ス利用状況によって利用できる回数や時間数に制約があります。ただし、癌終
末期の場合や病状悪化にともないかかりつけの医師から特別な指示が
Q 在宅で緩和ケアを受けた場合の費用はどうなるのか?
A在宅での緩和ケアを受ける場合も、高額療養費制度が活用できます。
高額療養費制度は、1か月の自己負担分が高額になった時、一定の金額(自
己負担限度額)を超えた分が払い戻される制度です。この自己負担限度額は
年齢や所得区分によって異なりますので、制度の活用を含めた相談は病院の
医療ソーシャルワーカー、又はご加入されている健康保険の窓口にご相談く
ださい。